猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

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ハーセプチンの再開

肺転移が見つかったことから、全身療法を急がねばなりません(→コチラの記事)。

でも、現在放射線治療中ですので、とりあえず、ウィークリーのハーセプチン単独を先行することになりました。

放射線治療後、外科の外来へ。
ここの外科外来はどうしてこんなに待たされるのでしょう。
予約票があっても関係ないらしい。
まだ、この病院の若い女性外科医とは何となく気が合わないと感じるのは…性格の不一致?
この日は、ハーセプチン単独での成果をCTで調べたいと私が言い出したところ、一刀両断で却下。
ううう、外科医だからといって、そんなに切らなくても…。
そのうちにお互いが理解できる時が来るでしょう…と思う。

診察を済ませると時計は…もうお昼。
まずは腹ごしらえ。
昼食 
前の病院がベジタリアンだったので、病院内でのこういう普通の食事が何となく後ろめたいような気がします。
しかしながら、食事の如何でガンが抑制できる?
今まで何度も気に留めながら、実行しなかったことです。
もう、今更考えないことにしますか。

腹ごしらえが済んだら、化学療法室に向かいます。
先週の診察後に大学病院のケモ室を見学していましたので、場所はすぐに判ります。

ケモ(ケモセラピー)椅子がズラーと並んでいます。
空いている席があればどこでも良いらしいのですが、生憎一席しか空きはなく、少々古めの席が本日の私の治療場所となりました。
これが多くの病院の標準とはいえ、前の病院のように個室を使ってよいのと比べると少々せせこましいです。
しばらくは前の病院との比較になるのはいたし方ありません。

先週の看護師長さんの説明時に静脈が埋没していますと一応お伝えしておきました。
看護師長さんはじっくりと私の左腕を観察。
心得たり、という感じでみておられましたが、本日の若い看護師さん、上手に針をさしてくれました。
ケモ室の看護師さん達はとても静脈をさぐるのが上手ですよ、と友人に聞きました。
でも毎週だし…。
こういうことも信じて臨まないといけませんね。

ハーセプチンが入った薬剤です。
ハーセプチン 
右にぶら下がっているのは生食です。
始まる前は血管ルートに薬剤が入るかこれで確かめ、終了時には血管内の薬剤をこれで流します。

手首の外側に刺されています。
握り締めているのは、冷却パック(ケーキを買うと入れてくれる保冷剤)。
 針はココ
ハーセプチンですので、関節痛や痺れは少ないはずですが、指の関節が昨年来強張っています。
ハーセプチンの後遺症かタキソールの後遺症かACの後遺症か不明ですが、今回は予防の為に冷却ゲルパットを握り締めておこうと決意。
はてさて、効き目があるかどうか判りませんが、二度目の化学療法ですから、前回しなかったことも挑戦してみましょう。

病院によっては、フローズンアイスグローブなるものを装着することもあるそうですが、この病院は用意はしてないようです。

噂では少々握り締めるだけで良いというものや、30分というものや、しもやけになるくらいにギンギンに冷やすなど。
きっちりした方法が確立しているわけでもなさそうですので、自分で耐えられる方法がとりあえず握る。
まあ、そうすると安易に流れていくのですけど。

本日はハーセプチンのみですので、指の関節のみを冷やしましたが、放射線治療後にはタキソールが加わります。
頭を冷やすと毛が抜けにくくなるということがあるそうです。
ヘルメット用の冷却ゲルを買ってみたりしたのですが…。
挑戦してみます?

ですが、私って転移乳がん持ちです。
脳転移していることだってありますから、ここは慎重に考える必要はあります。
9月28日に脳のCTを撮って脳には異常がなかったのですが、あれから2ヶ月あまり、肺にこれだけ転移(→記事はコチラ)があると、もしやと思ってしまいます。
二度と禿げるのは嫌だとは思っていましたが、脳転移はもっと嫌ですね。

脱毛予防の頭部冷却、ちょっと考えてみます。

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ハーセプチンに頼りすぎた私

再手術を指折り数えているshinnrikoです。
その前に前回の傷跡はもっとキレイにしておきたい。
あと9日ガンバレ私の体。

さて、shinnrikoは8月に手術をしましたが、私自身、たぶん主治医も手術は今年の暮れあたりだと今年4月の段階では思っていました。

何故なら、ハーセプチンがとっても効くタイプのガンだったからです。
昨年9月にした針生検の結果ではHer2(3+)、いわゆる強陽性です。

ご存知の方も多いとは思いますが、ハーセプチンは抗がん剤ではありません、分子標的薬と呼ばれるものです。
正常細胞には影響を与えず、Her2というタンパク質を異状に持ったガン細胞だけを狙い撃ちするという、夢のような薬です。
副作用も多少はありますが、一般的に抗がん剤と呼ばれる薬よりもずっと副作用が少ないと言われている薬です。
予後が悪かった(要するに転移しやすい)型のガン細胞Her2強陽性の患者がどれほど助けられたことでしょう。

期待以上にハーセプチンの効果がいち早く出て、AC療法から3ヶ月たった本年1月、ハーセプチン+タキソールの点滴を始めて1週間、あっという間にガンの固まりは小さくなり、指に触れなくなりました。
友人にも触らせたほどです。
それが本年1月のことでした。

化学療法でガンがまるっきり無くなり、奏効を得るということは稀なことではありません。
私の目指すところは、そこにありました。

その後、4月に行ったCT検査では1センチになっていました(その時のブログはコチラです)。
(元発の乳がんが消えてから大きくなったのか、元発の乳がんが縮小したのかは判りません)

その後、ハーセプチンの単独がはじまりました。
ところが、それから2ヶ月たったある日、何だか腫瘍が少し大きくなったような気がしました。

自分にとってマイナスな状況は認めたくない私です。

それにHer2強陽性の私によく効くハーセプチンをしているのだし、これは何かの錯覚ではないか、と思い込んでしまいました(これはいけない心理状態でした)。

ですが、とうとう主治医に訴えないといけない状況まできてしまいました。
ハーセプチン単独の5回目に大きくなっていることを訴えました。

「なに~!」
ということで触診。
触診の結果は4月より1㎝強おおきくなっています。
ほとんど消えかけていた、リンパのしこりも大きくなっている様子でした。

これはマズイ状況です。
さっそく手術療法の予定が組まれました。

そして8月に手術9月に再手術になった経緯です。

主治医の話だと、決してハーセプチンが効かなかったわけではないということです。
一回は断トツに小さくなっています。
ということは、shinnrikoのガン細胞が4月以降とても活発になったということでしょうか。

今後の予定は再術後決められていきますが、ハーセプチンが効かなくなったことによりタイケルブが適用可能となるそうです。

タイケルブもハーセプチンと同じく分子標的薬です。
ハーセプチンが細胞膜の内側から攻めるのに対し、タイケルブは細胞膜の外側から攻撃をします。
それに、脳転移までは効かなかったハーセプチンですがタイケルブは脳転移にも効果を発揮します。

今回shinnrikoが陥った事実を顧みると、ハーセプチンにしてもタイケルブにしても、もっと優秀な新薬が出たとしても、それに頼りきり、間違った判断をしないことです。
常に自分の体の状況をチェックし、異状があったら、すぐに主治医に判断を仰ぐことをしなければいけないということを、痛切に感じました。

抗がん剤の奏効する期間は自分が思っているよりもっと短いのかもしれません。
また、良い事例として、薬がとてもよく効いて、奏効を得て長い間効き続ける場合もあるでしょう。

要は、自分の体を先入観や思い込み、他からの情報に惑わされないように、随時チェックしながらガンと向き合うことが必要だと思います。

乳がんガンの種類、形は人それぞれです。
薬が効く効かないも人それぞれです。
薬のせいや、医師や、他者のせいにしてはいられません、自分の体のことです。
しっかりと自分で管理把握していかなくてはなりません。

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ハーセプチン単独、5回目 乳ガンの成長?

本日、ハーセプチン単独の5回目です。

このところshinnrikoには少し悩みがあります。

昨年12月から3ヶ月、ハーセプチン+タキソールをして劇的に小さくなったと思われた乳ガンがハーセプチン単独の5回目になって盛り返してきているような気がします。
それも今まで存在を感じた事がない脇の方にです。
そんなことがあるのでしょうか。
あるのかもしれません。

気になることがあると、心の中のモヤの固まりがブオッと大きくなってくるように感じます。
こういう気分を持ち続けているのって、とても嫌ですね。
本日主治医に聞いてみたいと思います。

病院の受付を済ますと前々回ご一緒にランチをさせていただいた御夫人が待っていてくれました。
私と同じ曜日に化学療法をする方々のお名前もだいぶ覚えてきました。
みなさん年配で優しい人ばかりです。
血液検査を済ませて、結果が出るまで、小1時間ほど治療室の外のベンチに座っていなくてはなりませんから、その間でも、楽しくお話できればそれにこしたことはありません。
ふと気がつくと、本日治療する人の中では私が古参になってしまいました。
ハーセプチンを長くしていますからね。

受付で待っていてくれたご婦人はMさんとおっしゃいますが、本日で化学療法は終了となるそうです。
Mさんは抗がん剤の途中で骨折をされたり、たいへんご苦労されていました。
本日のケモセラピー終了後は放射線治療を他の病院に受けにいかなければなりません。
この病院では放射線治療の設備がないからです。
それでもここは東京。
電車で一駅二駅でいくつも病院があります。
頑張ってくださいね。 

だいぶおしゃべりに花が咲いた頃、shinnrikoの名前が呼ばれました。

診察室のドアを開けると、開口一番、「ブヨに刺されたんだって?あれは痒いよねえ!」 (ブヨの記事はコチラです)
診察履歴の中にあるんだ…ちょっと恥ずかしい。

最近気になっている、ガンの成長に関して聞いてみました。
いつもは、「どうもないね!」の一言と後は雑談なのに、主治医もちょっと緊張した面持になりました。

「触診をしてみようか」
上半身の服を脇まで上げて、ベッドに寝ると、主治医が指でペタペタと触ります。
 (ここだけの話、最近夫にも触られていません)
まことに職人の技みたいにペタペタとお仕事をされます。
ムンズッとは掴まないですわよ。

触診で約2センチ、4月の段階で1、5㎝弱だったので、もしかしたら大きくなっているかもしれません。
ガンに取り巻いている、脂肪ごと触りましので少し大きく見積もられるそうです。
すぐに来週超音波エコーの検査を入れてくれました。
当初の予定では8月中の検査でしたので、1ヶ月早めて検査をします。

超音波検査をしてその後すぐに診察室に来るように言われましたので、少し異例です。
本当は次の診察日に結果を聞くのがいつものパターンです。

015use20120712.jpgその後はいつもの薬を出すようにお願いをして、最近暑くなったので、頭痛の頻度も増しています。
片頭痛の特効薬『レルパックス』も処方してもらいました。

いつもは釣りの話もするのに、本日は主治医も私もそんな気分ではありませんねえ。
ハーセプチンはいつも通り行われる予定です。
だって、血液検査は正常人でしたから。

生憎、ケモセラピー(化学療法)の人が多いらしく、shinnrikoが点滴を始めたのは、救急外来の部屋。

本日は師長さんが夜勤の日らしいです(最近は師長さんに静脈注射の針を刺してもらっています)。
ケモ担当の姫宮さん(仮称)が点滴の針を刺さなくてはなりません。
姫宮さんはshinnrikoの腕がトラウマになってしまっています。
大丈夫でしょうか…。
それでも、新人のIさんに頼むわけにはいかないと思ったのでしょう。
いつもより念入りに血管を捜します。
このところは一回で諦めていたのに、4回挑戦、頑張っています。
4回目で見事針が血管にささりましたよ。
思わず二人でヤッターと叫びました。
これは姫宮さん、久しぶりのヒットの喜びなのでしょう。
ご機嫌なのが判ります。
012use20120712.jpg 
上の写真が吐き気止めです。
ハーセプチンの副作用止めに吐き気止めを使うらしいですが、たぶん入れなくても大丈夫だろうと、私はかってに思っています。

その後は、右上の写真のハーセプチンの食塩水割です。
一時間かけてゆっくりと液を落とします。

一時間の治療の間、iPadを出してきて、ブログコメントのお返事を書いたり、菓子パンを食べたりしていました。
そんなことをしていると、一時間はあっという間です。
終了して、点滴の針を抜いたところにガーゼを当てて、紙の絆創膏をしてもらいましたが、このところ下の写真のように必ず赤くなるのですよ。
023use20120712.jpg 
もともと皮膚の弱いshinnrikoです。
蚊に刺されても大きく腫れます。
前回のブヨはひどかったでしょ。
この写真は絆創膏を取ってから、7時間後くらいです。
しっかり写真を撮って、今度の治療日に看護師さんに見てもらわないと。

さて、来週の超音波検査の結果はどうなっているでしょう。
またご報告いたします。

【薬剤】
ハーセプチン150mg×2本
カイトリル(吐き気止め)

【本日の医療費】(3割負担)
病院に分子標的ハーセプチン、その他=38,240円
薬局に薬代(ビタミン剤等)=3,830円


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ハーセプチン単独、4回目

本日、ハーセプチン単独の4回目です。

このところ、台風が2連ちゃんで来ているので、天気がよろしくありません。
いつもは自転車ですが、病院まで歩いて行きました。
病院が近いと何があっても行けるところが良いところです。

診察室の前のベンチには2人のケア帽子を被った御夫人と、初めて抗がん剤の投与をされる御夫人が1人、この人は当然毛がフサフサとしています。  

いつもの待合の風景です。
初めて来られた御夫人が私の顔を見て嘆かれます。
どうして私の家族は不幸ばかり遭っているのでしょう。
夫は胃がんで胃を摘出しています。
娘は膠原病エリテマトーデスと診断されて、しばらくは良好だったのに、最近になって再発しているのです。

エリテマトーデスという病気は知っています。
私の友人が罹患していました。
彼女は今も元気で千葉に住んでいますが、我が家の近くに住んでいたときには、半年に一度は入院していました。
いわゆる全身病で、免疫不全を常に起こしている体調でした。
要するに抗がん剤をずっと投与されているような状態になります(専門家ではないので、そんなことではないのかな?と理解しているだけです)。

その御夫人はそんな不幸な状況を説明しているにしては意外に明るい表情で話されます。

何を言ったら良いか判りませんでしたので。
聖書の言葉がつい口から出てしまいました。

「それはね、奥さんの心は強いのではないですか?」
「神様はね、耐えることのできないような試練は与えられないのですよ」

と少し、聖書のニュアンスとは異なりますが、説明させていただきました。
いきなり神様ですから、しばらく唖然とはされましたが、すぐに笑顔になられました。
明るい表情から察するに前向きな考え方の人なのでしょう。
この言葉は成功だったと思います。


ほどなくして、診察室に呼ばれましたので、3週間ぶりの主治医の笑顔を拝見。
「かわりありませんか?」との言葉。
先日の火傷跡を見せました(→火傷の記事はコチラ)。
「きれいに直っているね、どうしてアイロンで足の火傷なのか不思議だよね」とおっしゃる。
ウウッそんなことだって、あるのですよ。

次回の時に次の検査の予定を立てましょう。
と言ってくれました。
よかったこと、このままハーセプチン単独が終了する12月まで、未検査だと、いくら脳天気のshinnrikoでもガンの進行やいかにと心配になります。

その後なぜか主治医の大学受験の話になりまして…。
主治医は塾にもいかずに、一日16時間勉強したらしいです(エライ!!!)。

そのくらいしないと、医学部には合格しないのね。
それも塾や予備校に通わないでの受験ですから、自立心がしっかりとできた人でないと無理です。
我が家の息子にも爪の垢ください。

人間がむしゃらに勉強しなくてはいけない時期ってあるのですね。
私も主人もそういうことをしてきませんでしたので、息子ばかりに要求するのは酷というものですか。

何でも話し合える主治医との関係が少し嬉しい。

本日の血液検査も正常。
ハーセプチンを点滴することになりました。
008use20120621.jpg

本日の点滴は手の甲になりました。
相変わらず針の入らない手に看護師さん苦戦です。
001use20120621.jpg

人差し指と薬指にバンドエイドをしているのは爪が縦に割れてきたため、しばらくの間保護します。
マニュキュアをしても良いのだけど、このところマニュキュアする余裕がありませんでした。
いいかげんに綺麗にしないとね。

そうそう、タキソールでツルンツルンになっていた腕の毛が生えてきました(タキソール終了から3ヶ月)。
こんなところの毛はいつまでも生えなくてよいのよ。

だんだん復活してきます。

先ほどの御夫人にもう一言、聖書の言葉を足すとするなら、「すでにみんなが克服した苦しみ、あなたも耐えられるのよ」。
ということ。
一生続くわけではないわ。
勉強もそうよね、息子にも言ってやりたい。

そして、いらない毛までちゃんと生えてくるのだから。

(参考:コリント信徒への手紙

【薬剤】
ハーセプチン150mg×2本
カイトリル(吐き気止め)

【本日の医療費】(3割負担)
病院に分子標的ハーセプチン、その他=38,090円
薬局に薬代(ビタミン剤等)=860円

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ハーセプチン単独、3回目

本日、ハーセプチン単独の3回目です。

3週間毎の点滴になってから、病院とちょっと距離がある感じがしてきました(歩いて10分ですが…イエイエ気持ちの上でのことですよ)。

久しぶりに病院に着くと、壁に貼られた聖書の言葉、こういう真理の言霊があると救われますよ。

いつものように、血液検査を済ませます。
今日はいつも採血をしてくれる、おじさんの看護師さんはいないのね、聞いたらお休みだって、若い看護師さんだったので、少し緊張(shinnrikoの腕は難しいのよ、今日は特に浮腫んでいます)。

診察室の前のベンチに座ると、いつも抗がん剤を打ちに来ておられる年配のご婦人がおられます。
お声をかけると、うれしそうに返事をしてくださった。
お帽子を被った耳の後ろから薄く短い髪の毛が見えています。
たぶん毎週毎のタキソールをしておられるのだと思います。
70過ぎの華奢なお体ですが、タキソールの影響も少ないのでしょう、矍鑠たる足取りです。

血液検査から、診察まで小1時間ありますので、お話してくださる方がおられると暇な時間を持て余さなくてもよいので助かります。
お互いにそういう気持ちなのでしょう。

主治医が同じですが、ご婦人の話される主治医は、何というか言葉は微妙ですが、まるで恋人のことを話されるみたいにほほえましくお話されます。

いくつになっても、こういう笑顔は良いものです。
ご婦人は70を越えておられるので、主治医との年の差30歳!!。
ご主人も亡くされて、娘さんが面倒をみてくださっています。
こういう気持ちはいくつになっても女を若返りさせるのですよ(免疫力もアップですよ)。

話は元へ。
shinnrikoが診察室に呼ばれると、いつものように、主治医の同じ言葉。
主治医「前回からどうでしたか?」
shinnriko「極めて元気にすごさせていただいていますよ」
主治医「その言葉だけで大丈夫だなあ」

あちこち痛いですけどね。
もう、言わないことにしました。
たぶん、ガンのせいではないですから…ということは年のせいですよ。

048use20120531.jpg私の治療のこれからを聞いてみたところ、今のところ、この単独のハーセプチンをあと7ヵ月するのみです。
カウントするとあと10回。

昨年12月22日から、週毎のハーセプチンとタキソールが始まりましたので、それから丸1年。
『一年間続けてハーセプチンをする』というのが標準治療だそうです。
HER2強陽性の私にとって、ハーセプチンは命の綱。
薬剤もお高いし、有効に効いてくれと祈っちゃいますよ。

主治医曰く、「ハーセプチンはshinnrikoさんにはとても効いてくれている薬なので、このまま続行します」ということ。

そして主治医の言葉が続きます。
完全にCT画像でなくなっていると049_20120601171625.jpgしても、病理の検査をすると2/3の人はガンが残っているということ。
1/3の人が完全に消失だということ。

「12月になってから検査をします」
ということは、あと7ヵ月もあるの?

shinnriko「それまでは検査をしないの?大丈夫なのかなあ」と聞いたら、
主治医「自分で常に触って確かめておいて、異常があったら、検査をします」

エッ!!!自分でするのかあ。
そんなものなのね。

楽観主義の主治医だから、そうなのか。
それが標準的なのか。
よく判らないです。まあ、恐怖を植えつけられるよりいいとするか。

しばらく触りもしない夫にやらせるとしますか…ウフ。

次回は3週間後なので、shinnrikoさんのことを忘れないでくださいね。
と言い含めておきました。

そして、いつものように(特に今日は浮腫んでいる気がする)入りにくい血管に看護師さん達がご奮闘くださいまして、3回しか刺されなくて…良かったこと。 
  
ただ、いつも一回で成功される看護師長さんですが、本日苦戦。
それでも2回目で見事成功。
最初に試みてくれた看護師さんと「こんなところに血管があったのかあ」と、師長さんの技量にしばし見とれました。
それほど血管が埋没している。

右上の写真は薬剤を正確に落とす輸液ポンプ。
輸液250mlを一時間で落とします。

昼ご飯は病院のベジタリアン食をさきほど話していた御夫人といただきました。
蛋白質、大豆食品と卵ののみです。
あとは野菜と七分つき米。
053_20120601171625.jpg 
前回いただいたときよりも時間が早かったのでしょう、病院職員の方がたくさんおられました。
窓際の席が空いていたので、そこに座りました。

ふと後ろを振り返ると、主治医が昼食をとっています。
御夫人のお顔に笑みがこぼれました。

さっき、診察室では真剣に話していたのに、こうやって食堂で偶然に会うと、少々照れます。

「健康に良い昼食でいいですね」と話すと、
「毎日こればかりだと、最初はストレスでしたよ。最近は慣れましたけど」だって。

この精進料理、たまに食べると、薄味で美味しいですけどね。
若い先生方にはこたえるのでしょうかね。

【薬剤】
ハーセプチン150mg×2本
カイトリル(吐き気止め)

【本日の医療費】(3割負担)
病院に分子標的ハーセプチン、その他=36,880円
薬局に薬代(ビタミン剤等)=4,780円

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