猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

放射線治療、私の副作用

放射線治療は、私がガン治療に入ってから一年半の中で、一番楽な治療でした。

病院に行って、技師さんに言われるままに、台の上に上がって、後は技師さんまかせ。
微調整も技師さんが体を抱えてくださり、直してくれます。
私は、力を抜いて横たわっているだけです。
レントゲン撮影の時のように息を止めることもありません。

淡々と毎日同じ時刻に家を出て、込み入った駐車場に(地方都市なので病院の駐車場が市内一番の渋滞場所)やっと車を納めて、病院の受付を済ませて、放射線の病棟へ行きます。
放射線科の受付の優しい阿波弁のおねえさんともしまいに仲良くなり、自販機で飲み物を買い、持参した本に目を通す。
そのうちに、「shinnrikoさ~ん!」と呼ばれてリニアックの部屋に向かいます。
決まりきった毎日というのは、なぜかほっとするものです。

まあ、毎日行き帰りを入れると昼間の半分を拘束されることになるので、めんどくさいといえばそうなのですが、副作用もないので、元気ハツラツ通えました。

でもまったく副作用がないかというと、そうではなく、将来的には怖いものも出てくる可能性もあります。
昨日記しましたが、X腺は背中まで透過してしまいます。
当然、胸に照射しているので、肺にも当ります。
肺に炎症を起こすこともあり、重篤なことに発展する可能性もあります。
何ヶ月もたって別のガンの引き金となる可能性もあるわけです。
ですが、他の治療法に比べて副作用は軽く、万が一の副作用に恐れを成して受けないことの方が損なことです。

さて、shinnrikoの副作用はどのようなものが出たか、ですが…。
最初診察の時に言われたのは、胸の大きい人ほど炎症が出やすいということでした。
放射線治療の美人の主治医は胸を見ながら、「大きいかなあ、でもやっぱり、思ったほど大きくないかもしれないなあ」
ええッどっちなんだよ。

033.jpgそれから、車を運転する人は、シートベルトに気をつけてね。
とも言われました。
shinnrikoは右が患部ですので、右にシートベルトが当ると炎症が出るらしいです。
当然左胸に患部がある人は左ハンドルの外車に乗る時と助手席でシートベルトをする時です。

「シートベルトをするときには、タオルを挟んでね」と言われていましたが、高を括っていました。

始めてから数日間は何も症状がありませんから。
治療20日目くらいから、右鎖骨が真っ赤になってきました。
他の部分には異状はありません。
シートベルトが当る部分に刺激され、赤く炎症した模様です。
こんなに急激に症状が現れてくるとは…。

とうことは、毎日同じ部分を掻いていると、こういう事態になるのかもしれません。
(胸の線は放射線治療の印ですね)
肝心の胸の部分は少々ヒリヒリするものの、問題にするほどではありません。

この赤い炎症は軽い火傷や日焼けと同じ症状です。
薬はリンデロンという軟膏が処方されます。
023_20121222154204.jpg
023_20121222153400.jpg痒みが伴うので、この薬です。
実は今年の梅雨時に釣りに行ってブヨに刺された時に処方してもらったものがありましたので、新たに処方してもらうのではなく、それを付けています。
一週間ほど経つと、こんな感じに皮膚がめくれてきました。

痛いのか、痒いのか、よく判らない症状です。
リンデロンは痒みを伴う時に使用する塗り薬ですので、痒みが去ったこのところは、オリーブオイルで対応しています。
それは医師からは言われていません。
皮膚を再生するのはオリーブオイルですね(と思っています)。

2週間もすれば、普通の肌になることでしょう。
先ほど書いた、後々に起こるかもしれない肺の炎症に関しては、来年(2013年)三月にX腺のレントゲンを撮って診察があります。
しばらくは美人の放射線治療医ともお別れです。
shinnrikoはおばさんですからドクターを捕まえて、「その睫毛エクステ?」なんて聞くのはお手のもの、本当に、本物ですって。

実はすぐにタキソールの抗がん剤治療が始まる予定です。
3月に会った時に、その長い睫毛が羨ましく見えるでしょうね。

前にも紹介した、放射線治療のラジオ体操参加証型カード。
014.jpg
全部、可愛いスタンプで埋まっています(スタンプが日によってちがいます)。
全30日、1日2グレイ(2シーベルト)60グレイです。
皆勤賞は…なしですか。
しかしながら、ガン撲滅の証ですね。

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます
 

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  
スポンサーサイト

私の放射線治療、X腺と電子線

このところ、shinnrikoのブログにしては難しい話になっています。

仕方がないのです。この放射線の治療法を自分なりに記しておかないとね。

私が受けた放射線治療にはリニアックという機械を使います。
日本語で言うと、放射線治療用線形加速器(長~い)。
リニアモーターカーのリニアと同じような意味?
リニアは直線という意味ですので、たぶん、同じでしょう。

このリニアックという機械から、X腺と電子線、他もろもろの電磁波???(よく判りません)が出力されるようです。

そして、今回shinnrikoが治療を受ける放射線のX腺照射と電子線照射は少し違うみたいです。

X腺というのはよくご存知、骨まで透けて見えますね。
骨や、肺まで見えてしまう。
そして、X線は体の表面から内部を照射して背中まで抜けるそうです。
ようするに広範囲に当てる。
もちろん患部以外に極力当たらないように、放射線医師は計画してくれています。

shinnrikoの治療計画では左斜め上部に2、30秒ほど、右斜め下部から2、30秒ほど、胸の上部から2、30秒、という具合に三方から照射していました。

それが全部で25日間、1日2グレイでしたので、50グレイを照射しました。
これで、右胸にあった、ガン細胞も一網打尽のはずです。

shinnrikoの治療計画はあと5日残っています。
この5日で、電子線を当てることになります。
それも1日2グレイ10グレイを照射します。
電子線はX腺のように体を透過する前に留まります。
その性質を利用して、ガンがあった部位に直接照射できるというわけです。
放射線・電子線治療ライン
前に紹介したX腺照射のイラストの上から加筆しました。

赤丸の部分にリニアックから伸びた筒の部分を当てます。
下の右の写真でいうと丁度真ん中あたりに筒が見えますね。
これを皮膚に書いた丸にぴったりと合わせて電子線を照射します。
そうすると、電子線は背中まで透過せずに、患部に留まることになります。
体の横サイドに描かれた丸に筒を合わすのはとても大変。
横に寝て腕を伸ばして、少し悩ましげなポーズになります。
009_20121222134813.jpg016リニアック  
左の写真はX腺照射の時です。
黒い部分に素焼きの板状のものを挟んで、角度を調節するみたいです。
詳しい事は患者のshinnrikoには判りませんので、主治医に聞いてくださいね。

とにかく、毎日自分のガン撲滅の為に、病院に通い、放射線を浴びてきました。
とっても長かったのですが、最終点まで到達できてよかったです。

不覚にも自宅でギックリ腰をやって、次の日の治療日には技師さんに抱えられてやっとの思いで台の上に上がったときもありました(年配の技師さん優しかった)。
こういうのって、懐かしい思い出なのかなあ。
技師さんといえば、毎日胸に描いた線を眺めながら、台を調節してくれるのですが、当然のことながら、毎日胸を見られる。
それも凝視される。
線が消えかけると、皮膚の上から赤紫のペンで丁寧になぞられます(少しくすぐったい)(どういう成分の塗料か判りませんが、マジックだと思っていたら、ボクテキみたいな容器に入っていました)。
まあ、傷だらけの胸ですから、恥ずかしくはないはずですが、他人にこう毎日見つめられるなんてことはないですものね。
主治医ですら、こんなに見ませんよ。
ははは実は見ているのは、胸ではなく、描かれた線なのですが…。

とにかく、リニアックと技師さん、美人の放射線治療医さん、30日間ありがとうございました。
これで、shinnrikoの原発にあったガンが無くなっていることでしょう(カンペキ)。

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます 

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

放射線治療の私的理解

放射線治療中は1日が忙しくてなかなかPCに向かえませんでした。
放射線治療は決められた日数を毎日欠かさずに行かなくてはなりません。

この治療法がいかにガンに有効なのかは、専門のサイトで調べてくだされば判ることですが、素人shinnrikoの理解の範疇で書いています。

shinnriko的説明をしますよ。

ガン細胞は特異な細胞です。
普通の細胞とはまったく違った生き方をします。
普通の細胞は言ってみれば「生老病死」がしっかりとあります。この言葉は仏教の四苦の言葉ですね。
間違えてはいけないのは、「生」は「生きる」ではなく、「生まれる」という意味です。
ときどき取り違えて説明している人がいますね、違いますよ。
細胞はまったくその本体である、人間と同じ生々流転を辿ることになります。
細胞は生まれて、老いる、そして働けなくなり、死んでいく、これが普通の理に適ったサイクルであるわけです。

そんな中それではいやだという我ままな細胞が生まれます。
それは何かの拍子に生まれてくるのです。
人間は生き続けようという気持ちを持った生き物です。
その気持ちに乗じてあり得ない方法論を取るものが現れてくるのです。
そでが何か、精神的不安?毒のある食物?何かは判りませんが、それをきっかけとして、特別な物体を作り出します。
それは理屈に反して、非常に早く、過剰に無秩序に増え続け、そして、死なない。
その上に秩序に反していろんなところへ転移していく。
その秩序とは例えば腸の細胞は腸に存在し、胃の細胞は胃に存在する。
ガンだけは何処にでも、たぶん心臓以外は転移し、存在し続けるわけです。
いかにも所かまわず、汚しまわり、破壊しまくっていく傍若無人ぶりはとんでもないヤクザ者です。

ただ、ここにガン細胞の弱点もあるのです。
ガン細胞はその無秩序な性質により、非常に早く細胞分裂します。
細胞を効率よく破壊する為には、細胞分裂が盛んな時を狙うことです。
そういう意味ではガン細胞は無秩序に盛んに分裂している訳ですので、いわばそこに弱点があります。
放射線療法も化学療法も同じ理屈で狙いを絞っているわけです。

放射線を細胞に当てると、正常細胞よりもガン細胞のDNAを傷つけます。
もちろん正常細胞も傷つけることにはなるのですが、正常細胞の方は回復する能力があります。
ところがガン細胞は普通ではありませんので、回復能力が乏しいわけです。

放射線の分割照射することによって、、正常細胞がダメージから回復する時間を与えて行われ、ダメージから回復できないガン細胞だけをやっつけようという作戦です。

ガン細胞の数が減少すると免疫細胞側が優勢になるので、残ったガン細胞も免疫細胞にやられてしまうわけです。
という理屈なのです。

放射線治療はガン治療法の三大療法(手術療法、化学療法、放射線療法)と言われています。
治療される側の私の感覚だと、これが一番楽な治療です。

でもガン治療には必ずの付き物、副作用はしっかりとあります。
それでも他の治療法から比べると今のところ副作用はとても軽いものです。
将来出ることは充分考えられますが…。

放射能で命が永らえる者がいるということも知識としてもっと知ってほしい人たちが、今の日本には一杯いますね。
もちろん、こんな治療を受けないことにこしたことはありませんが。

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます 

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

私の放射線治療計画

昨日、私が浴びる放射線量の話をしましたが、とても大量な量だということはまぎれもない事実です。
ですが、この治療にあたり、安全に治療効果を上げるべく、考えて治療計画をたててくれているのが、放射線治療医の医師です。

現在私の主治医は外科の若い女性医師と放射線科のまたもや女性医師です。
大学病院に女性医師が多いのか、たまたまのめぐり合わせかよく判りませんが。
二人共若い、だけどshinnrikoの性格には、放射線科の医師の方が気が合うようです。

顔は?整形外科医兼タレントの西川史子に似てる?
もっと、お人形さんぽくした感じかもしれない。巻き髪だし。
タカビーかというとそうではないな、私が気に入るくらいだから。
どちらかというと、容姿に似合わず男っぽい性格なので、忌憚なくいろいろな質問をぶつけられるというのが気に入っている理由です。
ただ、放射線という特異な分野に関しては当方に質問できる知能も知識もないので、いつも愚問を発してはにこやかに返答していただいている、というところです。

その放射線科の主治医が作ったshinnrikoの治療計画のCT画像が下の写真です。
放射線治療計画 
たぶんCTに写る患部に合わせて角度を計算した治療計画図なのだと思う。ずいぶんとキレイに着色されています。
(コレコレ、脂肪の厚みを計らないように)

大きい升目の図は右手を上げた状態ですね。緑の着色は乳腺。青紫の着色は血管だそうです。
右の胸が極めて小さく歪なのは手術で患部を取り去ったからです。
左胸と比べると随分小さくなりました。
照射の方向は左上からと、右下から、そして右胸上部からになります。

もっとこの図に関して説明できれば良いのですが、ううむ私にはさっぱり判りません。
この図が理解できるのはやっぱり専門家の方でしょうか。

放射線治療医はこういった治療の計画を一人ずつにしていくわけです。
こういうことができる女性の性格は、おのずから男っぽくなるのでしょう。
女の子っぽい外見はたぶんその裏返しだな。

こんな図を毎日作成しているなんて、医師の仕事でないみたいね。
と質問すると、少し誇らしげに、外国の放射線治療医と比べると随分日本の医師は多方面に渡って仕事をしているのよ。
とのことでした。

放射線科の治療は昨日で終了しましたので、しばらくはこの主治医の診察はありません。
次回は三ヵ月後に副作用がないかの診断です。

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます 

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  

私の放射線治療の線量

放射線治療が2012年10月12日終了しました。
わーい!わーい!やったー!とお祝いしたいところですけど、まあ、ここは冷静に。
shinnrikoの放射線治療のことを書いていきたいと思います。

shinnrikoは10月30日から、12月12日まで、病院の休みの土日とリニアックの点検日を除いて30日間、雨の日も晴れの日も通ったわけです。
こんなに通えるのですから、お勤めだってできますね。
リニアックとは放射線治療機器のことです。

1日の照射量は2Gy
30日間の総線量は60Gy。
X腺が50Gy。
電子線が10Gy

以上がshinnrikoの治療の用量になります。

Gy(グレイ)と言われると、なんじゃ?この記号は…ということになりますので判りやすく言えば、1日(2Gy)の目安は、胸のレントゲン写真の撮影で10000回分。CT撮影で400回分の量らしいです。

福島第一原発の事故以来、ニュースなどでよくつかわれている、被ばく線量のシーベルトという単位も同じように考えて良いそうなので、1日2シーベルト、総量は60シーベルトを浴びたと考えます。
マイクロで表すと60,000,000マイクロシーベルトになります。
関東で0.05マイクロシーベルト検出されました。
などという数字がいかに可愛い数字か判ります。
2012年12月現在原発周辺は20マイクロシーベルト、0.00002シーベルト。
ううう算数は合ってるか?

何が言いたいかと言うと、放射線治療をする上での線量は、大騒ぎしていた関東あたりの線量とは比べものにならないくらい大量です。
この数字を何と見るか…。
治療において、ガンを消滅させることを利とすれば、やむおえない数字だと思います。
ところで、この線量を浴びても人体が平気かというと、治療の上では平気なレベルなのですね。
局所であることも耐えられる理由の一つです。

大騒ぎしていたマスコミや一部左翼系の人たちがどういう理由で微量の放射能で大騒ぎするのか判りませんが、まあ、何十年と浴び続けるとどうの、という問題なのでしょうが、人生何十年も先はどうなっているか判りません。
微量な放射能で一時期、お米や野菜を買い控えしていた人も、ガン治療でせっせと放射能を浴びにいくことだってあるでしょうね。

こうやってガンと向き合う患者の選択肢はこの大量の線量を受けても、この治療が効を奏すように祈り、毎日希望を持って、放射能を浴びに行くわけです。

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます 

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。