猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

16人に1人・・・2人目の話

16人に1人、女性の乳がんになる人の割合です。

本日は16人に1人の2人目の話を書きます。

私が知り合った乳がんの女性達の話です。

私のことを昔から慕ってくれていた年下のYちゃんという女性がいました。
もう20年以上も前に知り合いました。

4年くらい前、品川に住んでいた頃になります。
横浜に職場があった私は毎日東急目黒線を利用していました。
同ルートを走っている東横線よりも乗降客が少ないので、こちらの方によく利用していました。
通勤ラッシュの人波とは逆方向でしたので、小説を読みながら、の通勤はとても楽しいものでした。

ある日の通勤帰り、横に座った華奢で可愛い女性から声を掛けられました。

「shinnrikoさん、久しぶりです」

ああ懐かしい、彼女です。

電車が乗換駅に着く僅かの時間に、そんな偶然の再開を喜びました。
そして、彼女は明るい声で、話を切りだしました。

「私・・・乳がんになったんです」

私は何て返事をしたのでしょう。
まるっきり覚えていません。

ありきたりの言葉だったのでしょうか、感動の励ましの言葉だったのでしょうか。

その頃の私は乳がんの知識はまるでありませんでした。

とにかく、彼女の明るい表情だけが、印象に残っています。


傍から見て不幸そうに思える話。
試験に落ちた、失恋した、離婚した、病気になった、死んでしまった。
 
周りの人たちは善意で励ましてくれたとしても、実際に自分の身になってみないと判らないことは多いものです。

乳がんになったと告げられた時の私の態度は、顔つきは、今、私の周りにいる人たちと同じリアクションだったのだと思います。

みなさん、押し並べて・・・しばしの沈黙。

私だって、いろいろな人にコクっているわけではありません。
大事な人、必要と思える人、必要最低限です。

だけど、今から考えると、この人には言ってはいけなかったな、と思う人が何人かいます。

メールで「何と言ったらいいか…」とよこした人がいました。 
「何と言ったらいいか…」・・・その後に続く言葉…“ご愁傷様”みたいな言い回しはとっても失礼だと思った。
「貧乏くじ引いたのね、残念でした」・・・みたいな言い方。

「あなただったら治るよ、神様が守ってくれるし、私も応援してあげる」とストレートに言ってくれる人の方を信頼するな。 
 
たぶん・・・Yちゃんは「私が応援してあげる」という言葉を待っていたのかな?
慕ってくれていたYちゃんだもの。

4年たって、明るかった彼女の本当の気持ちが判るよ。

ガンになったからといって不幸ではないよ。
16人に一人の話。
よくある話なんだよって。

そして、治療法だってひと昔前と違って格段に良くなっています。

彼女はちゃあんと元気ですよ。

追記
20人に1人という題でこのカテゴリーを書き始めましたが、乳がんの患者数はどんどん増え、やっぱり16人に1人の題名に直すことにしました。来年15人に1人と書き換えることはないでしょうね。

【16人に1人…他の話】
16人に1人…1人目の話
16人に1人…2人目の話
16人に1人…3人目の話
16人に1人…4人目の話
16人に1人…5人目の話

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
スポンサーサイト

*** COMMENT ***

COMMENT投稿

管理人にだけ読んでもらう

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。