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猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

16人に1人・・・3人目の話

16人に1人、女性の乳がんになる人の割合です。

本日は16人に1人の3人目の話を書きます。

私が知り合った乳がんの女性達の話です。

夫が大分から東京に異動して間もなく、夫の仕事の良き協力者となってくれた方がおられます。

大手ファッション雑誌の編集長をして後、縁あって夫と同じ仕事場になられた方です。
そういう経歴のある人なので、多くの情報と人脈をお持ちです。

私がが乳がんだということを知り、大変驚かれもしましたし、心配もしていただきました。
彼女がそこまで心配してくれるのはどうしてだろうと訝しくも思いましたが、すぐに理解できました。

彼女も乳がんだったからです。

出版業界の荒波に揉まれ、相当ストレスがあったのでしょう。
それでも、気付いたのは早く、乳がんの初期(ステージ1)だったということでした。

彼女は手術はしていません。
いわゆる保険治療である標準治療外で治療をし、完治に到っています。

最近とみにガンの治療情報としてネット上に出てくる免疫治療です。

どういう治療かというと、血液を採取し、その中の免疫細胞を取り出し、免疫細胞を増殖させ、再び血管からその増えた細胞を注入するという方法です。

iphone_20110925110042.jpg保険外ということもあり、相当額の治療費がかかっているということでした。

今はガン細胞の影も形もなく、元気に仕事をされています。

もう一つ重要視した方法は、温熱という点です。

湯たんぽとハクキンカイロを夏も離さず、身に当てているということでした。

これは彼女が信じている安保徹先生の健康法でもあります。

shinnrikoにも、湯たんぽをプレゼントしていただきました。
ありがたいことです。

標準治療外で考えるということは、ある程度自分でも情報が必要でしょうし、信頼たるべき医師を見つけなければなりません。
彼女はそれができる人です。

よくいう、藁をもすがる気持ちで治療法を探るというのではありません。

しっかりとした、知識と情報を元に自分の身をあずけるべく選択をしたということです。

情報、人脈、そして経済力、それらを持てる人を少し羨望もしましたが、私もまた、自分なりの選択肢をもって、去年から乳がんという招かれざるものと向き合ってきました。
大変満足というわけではありませんが、着実に乳がんの縮小または壊滅に向かっています。

何にもまして、毅然たる態度で自分の病気と向き合う姿勢は彼女に見習わなくてはならない点です。
病気を恐れず、闇雲に人を頼りとするのではなく、自分で学び、統合した知識で解決をする。

こんな人と知り合えて良かったと思う、そんな人です。
そしてまた自分も、人から知り合えて良かったと思われる人となりたい、と思うわけです。

乳がんに罹患する人はとても多くなりました。
生き様は千差万別です。
不幸にも病気に先を越されて、屈する人も多くいます。

そして、彼女のように自分で道を作る人もいます。


【16人に1人…他の話】
16人に1人…1人目の話
16人に1人…2人目の話
16人に1人…3人目の話
16人に1人…4人目の話
16人に1人…5人目の話

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*** COMMENT ***

Re: すばらしいですね

>たんぽぽの詩さん

 医者によっては、危機感を先にいう人が多いのはとても残念です。
 不幸の預言者みたいな人。
 安易なことも言えないでしょうけどね。

 とりあえずは、良いことのみをもってよしとしています。
 それだけではないのも判っていますけどね。

 ああ、それと、免疫療法をした人で亡くなった方も知っています。
 その人は末期だったのですけどね。
 何でも「早いうちに治療」が正解なのでしょう。

 ガンが簡単に治るような病気に早くなってほしいです。 

すばらしいですね

手術をしないで完治させるというのは理想です。
自己免疫を高めて縮小させるというものの方が
再発がないと思っています。
ですが、免疫療法をする経済力がありませんw
ひたすら免疫力を高める食事をするくらいしかできません。
( ´ー`)それも中途半端ですが・・・

温熱療法でがんが消えたという人のもネット上ですが、
過去に読んだことがあります。
その人はガンガンに沸かしたお風呂に毎日長く入ったそうです。
食事という人もいます。

成功する人は少ないのでしょうが、それでも嬉しくなります。

私のブログの拍手の所に、「母親が乳がんになって、医者に覚悟しといてくださいと
言われましたが、70歳の今でも元気にウォーキングしています。
だから大丈夫です。」というコメがありました。
嬉しくなりました♪
希望のある、本当の話は嬉しくなります。
それが何だかの宣伝の話だと・・ガックリきますけどねw


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2012/05/26(土) 19:19:46 | まとめwoネタ速neo