猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

16人に1人・・・4人目の話

16人に1人、女性の乳がんになる人の割合です。

本日は16人に1人の4人目の話を書きます。

私が知り合った乳がんの女性達の話です。
すでに3人の人の話を書きました。
下記にリンクしておきますので、そちらも読んでみてください。


乳がんという病気、この病気を身近に感じることになった人はこの人が最初です。
もう、15年も前のことです。

彼女は二人のまだ幼い男の子の母親でした。
家族は夫を含めて4人。

当事住んでいた横浜の家からは一つ坂を上りきったところに住んでいました。
元気で、ハキハキと自分の意見を言う彼女はみんなから好かれていました。

その彼女が乳がんだと聞かされた時にはとても驚いたものです。

そして、もっと驚いたのは、彼女の姉も同時に乳がんの診断を受けたことでした。
妹が乳がんだと知った姉はすぐに検診に行き、乳がんを発症していることを自分も知ることとなったのです。

家族性乳がんの典型的なものだったのでしょう。
ですが、同時期に姉妹で罹患するというのには少々驚きました。

彼女とは年もあまりはなれていない姉の乳がん発症に尚のことショックだったに違いありませんが、意外にも笑顔でサラリと話してくれました。
どのように返答したのか、もう15年も前のことですので忘れてしまいました。

前後の会話や出来事の記憶も、もう薄れてしまいましたが、ガンは遺伝性するのだということをしっかりと頭に刻んだ出来事でした。

これは食生活がどうの、ストレスがどうのというガンとは別次元のガンです。
自分の体に流れるものを知ってしまったら、肉体に仕込まれた悪しき物がいつ芽を吹き出すのだろうという恐れを抱きながら生活するということはどのような気持ちになるのでしょう。

姉妹は二人共既婚者で、頼るべき家族がすでにあります。

ですが、未婚者の女性が自分の中に流れる遺伝子の異常を知ってしまったら…。
結婚ですら二の足を踏まないのだろうか。
女の子を産むことに抵抗をおぼえないのだろうか。
考えると辛くなります。

ですが、彼女の姉のように、遺伝性だということを冷静に受け止め、検査をし、早いうちに乳がんを発見できたら、決して手遅れにはならないはずです。

家族性乳がんは両方の乳房に相前後して発症する可能性が高いことが特徴なのだそうです。
しかし、予後は良好といわれています。


彼女の乳がん切除はとても簡単に終わり、病院より戻ってきました。
その後何週間かして、千葉に購入した家に移ることになりました。

片方の乳房を失った体で、拭き掃除もままならないだろうと、友人と二人で引越しの手伝いに行きました。

荷物が運び出されたところを拭き始めると、住人である彼女はついつい手を出したくなります。
ましてや主婦です。あちこち汚れた部分が気になるのでしょう。

大丈夫だからと言って、一緒になって拭き掃除を始めると、すぐさまその様子を見つけた彼女のご主人が飛んできます。

「まだそんなに動いたらだめじゃないか!」
「じっとしていなさい!」
「疲れたんじゃないか?」

「優しすぎるご主人でよかったね」
「ああ、妬ける!妬ける!」

私と同じく引越しを手伝っている友人と二人で、さんざひやかしました。

あのご主人と子供がいれば、彼女は大丈夫です。
何年かして、彼女と偶然会いました。
とても元気でしたよ。

病気を知り、家族の愛を知る。
そういうこともあるのです。

家族性乳がんに関しては、BRCA1BRCA2という遺伝子の検査で判るらしいですが、専門のサイトで調べてください。

【16人に1人…他の話】
16人に1人…1人目の話
16人に1人…2人目の話
16人に1人…3人目の話
16人に1人…5人目の話

ポチリッと押してください応援していただきありがとうございます

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ 

スポンサーサイト

*** COMMENT ***

Re: 私の友だちも

>たんぽぽの詩さん

 やっぱり、、、
 家族性乳がんで両方の胸を全摘した話を何となく憶えていました。

 私は今でもそこまでしなくても、という気持ちなのですが、
 
 それでも、その方の判断ですからね。
 その方が安心して、それからの人生を歩めるというのであれば、
 それも良しなのでしょう。

 お友達は元気でよかったですね。

私の友だちも

家族性でした。
予後はいいですね~。
友だちも10年以上経ちましたが元気です。

その頃にみたTVで印象に残っている事があります。?
CNNで遺伝子があったからと
発症してないのに、両方の胸を全摘した人が
出ていました。驚きました。

アメリカでは日本よりも予後が悪いらしく、
これで心配しないで生きていけると
明るい表情で言っていました。

その時は信じられないと思いましたが、
今は気持ちが分かるような気がします。

COMMENT投稿

管理人にだけ読んでもらう

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。