猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

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手術中、手背(しゅはい)の点滴実に痛し

手術した日の19日(水)に話は戻ります。

前回8月の手術は午後からでしたが、今回は朝一番の手術となりました。

病院着に着替え、部屋から病棟の看護師さんと夫を連れたって、手術室に出発する時刻は8時45分です。


前回の手術の際は病室で病棟の看護師さんが悪戦苦闘しながら、時間をかけて、それこそ吟味をして、点滴の針を入れてくれました。
今回は手術室の看護師さんが点滴の針を入れてくれるらしいです(大丈夫かなあ)。

何べんもこのブログに書きましたが、私の腕はなかなか静脈の血管確保ができないらしいです。
CVポートを入れたら、というご意見は看護師さんからも言われているのですが、たぶん20回くらい主治医に言っていると思います。
答えはいつも同じ。
「ポートも異物だからねえ。リスクもあるしねえ。もし末期になった場合にすればいいよ。腕に血管が見えているのだからやらないよ」
今回の手術前にも施術はしませんでした。

さて手術室に入り、病院着の上着を取り、頭に不織布のヘアキャップを被り細いベッドの上に横になります。
麻酔の先生の紹介があってから、看護師さんが術側でない腕(いつも点滴する腕)の上腕にゴムバンドをします。
緊張しています。看護師さんが黙ったままです。真剣なのが伝わってきす。
しばし撫でたり、叩いたり、しごいたり。手術の際の点滴の針はいつもより太い針でないといけないらしいです。

腕にとうとう刺した模様です。
チクリとしました。
そしてため息と共に、針が抜ける感覚があり、鈍い痛みが走りました。

またゴムバンドをきつく締めます。
今度は前腕部に締めました。
手の甲をさすっています。
もしかしたら、そこ?

針が刺さる感覚が分かりましたが、先ほどよりずっと痛いです。
ズンとくる感じ?

とりあえず、成功したみたいですが、ズキズキします。

思わず、少し痛いことを訴えました。
ここに麻酔薬がはいったらさぞ痛いだろうと思ったからです。

看護師さんが液がもれていないか確認してくれましたが、大丈夫です。ということでした。

程なくして主治医が手術室に入ってきました。

ここはプロテスタントの病院です。
全員揃ってのお祈りから始めます。
お決まりの「アーメン」でお祈りは終わります。
この「アーメン」という言葉、言葉というより、終止符のようなフレーズです。
お祈りがあって、今回は「shinnrikoさんの手術が滞りなく進みますように」。そのあとのアーメン、(神様そのようにしてください)という意味だと思います。
今風に言えば「ヨロシクね!」(そんな軽いのか?)

お祈りが終わったら、すぐに麻酔薬が体に入れられたようです。
なぜなら、点滴の針が刺された手の甲が猛烈に痛くなったからです。
まるで焼けるようです。
「痛い!痛い!痛~い!...」
その後は判りません、意識はなくなりました。


病室に戻ってからしばらくたって、看護師さんに「こんなところだったから痛かったのよ、叫んだわ」

と言ったら、笑顔で答えてくれました。
「シュハイは痛いのよねー」
何ですと?「シュハイ」って何よ。
と...よく聞いてみると手の甲のことを「手背(シュハイ)」と言うのだそうです。

これは医学用語なのかな?
ネットで調べてみると、かの森鴎外先生翻訳の即興詩人の中で「娘は軽く我手背を敲(たた)き」という文があるそうです。
はずかしながら、shinnrikoは森鴎外の先生の書籍は、あの薄い『舞姫』の文語体の読みずらさにやっとのことで慣れた頃、最後の別れに憤慨をしてから、読んでいませんでした。

森鴎外先生はご存知の通り、有名な軍医さんでした。
手の甲というよりも手背(シュハイ)と言った方が日頃使っている医学用語として馴染み深いかったのか、イタリアを舞台とした恋愛小説(『即興詩人』)の美しい文中にこの言い方の方がしっくりとしたのか。

とにかく、私の手背(しゅはい)にされた点滴の針は猛烈に痛かったのですよ。


昨日の空は鱗雲。
お魚釣り行きたいな。
秋の空にやっとなりました。
本日は東京地方は雨です。

明日(9月24日)退院です。

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*** COMMENT ***

Re: 退院されましたか?

>トリテンさん

 お誕生日おめでとうございます。

 とにかく、うれしいことを一杯作らないといけないですね。
 
 実は、退院したその足で、もう祝杯あげてきちゃいました。
 アルコールは少し怖いので、その分食べつくしたら、さすがにお腹が変!

 家に帰ったら、主人の下着6枚とカッター6枚。
 あわてて洗濯です。
 これからアイロンかけないと。
 主婦は家にいると休めないですね。

 手背ですが、手術前じゃなくて、手術後に聞きました。
 知らない言葉があまりにも多いです。

 しばらくすると病理結果が出るのですが、知らない漢字と英文にクラクラしそうです。
 

うるうるママさん

>うるうるママさん

 トリテンさんが、私の昔書いた釣りブログを発見してくださったのですよ。
 別府で思いっきり、釣りを楽しんでいました。

 あんなに釣りをすることは関東ではありえないことです。
 九州への転勤はもうないかもしれませんが、トリテンさんのブログを見て懐かしんでいます。

 手の甲からの麻酔はもうノーサンキューと言うことにします。
 抗がん剤では痛くなかったと思うのですが、抗がん剤で皮膚が侵されると、これもリスクが大きいですよね。

 ほどなくして、ピリピリするタキソールがまた始まりそうです。

チャーミーさん

>チャーミーさん

 お久しぶりです。
 そうなの「しゅはい」では出てこないですね。
 
 見るからどころか、実際にすごく痛かったですよ。
 
 でも刺すところがなかったのでしょうね。
 今度は正肘でもいいからと言おう(腕が曲がらなくなるけど)

Re: ううう痛い

>まゆたんさん

 足の甲で採血というのもスゴイですね。

 私も一回、造影剤を点滴する時に足でした。

 とにかく麻酔の時には手の甲は拒否することにしました。
 ひどく痛みましたもの。

Re: 痛かったですね

>ペトロフさん
 
 私はたぶん「少し難しい人」なのでしょうね。
 看護師さんから見ると、上級者向き?
 と変なことを書いています。

 >身体が全てのお薬を拒否してしまう状況というのは聞いたことありません

 何か私へんなことを書きましたか。
 まあ、アレルギー体質ではあります。
 でも猫アレルギーでなくて良かった。

退院されましたか?

24日は私も誕生日で、shinnrikoさんも退院で、Wのハッピーデイでした。
まずはゆっくりお過ごしください、と言っても、家に帰るとゆっくりもできませんか?
にゃんこたちも「ママ、どこへ行ってたの?」状態だったことでしょう。

「手背」なんて普段耳にしない言葉を、よく麻酔前に聞き取りましたね(笑)
それをまた調べて「森鴎外」にたどり着くとは、本当にポジティブな方です。
相当痛かったようなので、次からは「手背」と聞くと怖いでしょうね。
早く忘れて「酒杯」で乾杯です。
釣りブログも楽しみにしていますね。

私も~~

v-22私も血管でにくくて、看護師さん泣かせです。
3年間毎週続いたケモはいつも手の甲からでした。
採血も、手の甲から採れないときは、足首からとったことも。

今は経口抗がん剤でうが、また耐性ができたら点滴になるかもしれないけれど、そのときはいよいよポートいれないといけないかも、3年間のケモで血管がつぶれちゃって黒くなっているところがたくさんです。

トリテンさんからもコメントいただいて、こうしてブログで繋がっていくことステキだな~って思います。

NO TITLE

こんばんは、放置気味のブログにコメントありがとうございました

しゅはい・・・と入れても出てこないPCのおバカ~

見るからに痛そう・・・

お?今日、予定通り退院されたかしら?
無理せず少しずつね・・・

ううう痛い

見るからに痛そうです。

ぞわわーっとしちゃった。

私は術後に足の甲で採血したけど
そんなに痛くなかったですわ。

なんやかやでも、無事に終わってよかったね。

痛かったですね

肘から手首までの部分を前腕といいますが、普通は手首や肘の関節に左右されない前腕のできるだけ太い静脈に入れます 確かに少し難しい人もいらっしゃいますね でも、身体が全てのお薬を拒否してしまう状況というのは聞いたことありません あまり不安にならなくも大丈夫かと思いますヨ(*^_^*)

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