猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

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南石垣温泉 別府の日常の温泉

   別府に来て驚くこと。
 風呂桶を持って歩いている人が異常に多いことです。
 温泉地だから当たり前のことだと思うかもしれないのですが、否そうではない。

 
南石垣温泉、木の看板が立派だ
  
 shinnrikoの温泉地のイメージは浴衣にタオルを肩にかけてスマートボールをしている図。
 
 スマートボールとはチト古いかもしれない。知っている人はもうかなり年配です。
 そんな温泉街独特のものはshinnrikoが住んだ石垣にはありません。
古いポストの横を入る  もちろん、別府中心街にいけばあるのかもしれないのですが。
 
 この別府の地では毎日の温泉通いが当たり前の日常なのです。
 かといって銭湯ともまた違う。
 住宅地の中に、いたるところに温泉が湧いており、もちろんマンションの中だとか、一般の家に引き入れられていたり。
  そんな日常生活の中に温泉が存在しています。

 朝、昼、晩。時間を問わず、風呂桶を持ってゆっくりと歩く。
 風呂桶を持って、急いで歩いている人は見たことはない。
 せわしない行動はここ温泉地には似合わない。
ここは地域の公民館なのだ。各種教室を開いています。  
 
 ということで、せっかく別府という世界有数の温泉地に引っ越して来たのだから、スパライフをモノにしよう。
 さっそく自分の温泉を見つけることにしました。
 
  地元の人間が通う温泉のことを「ジモセン」いいます。

 ネットの僅かな情報と風呂桶を持っている人がどこに消えるのかを見極める手立てしか情報はない。
 尾行とは少しはしたないとは思ったが、仕方がない。
 すると公民館と古めかしいポストの脇に人が入っていく。
 
 『南石垣温泉』という年看板がありました。
 建物の雰囲気からして昭和30年~40年代くらいに建てられたのかもしれない。

 家から数分という地の利は願ってもないこと。
 何しろ入浴後はスッピンで歩かなければならない。 
 すれ違う人の少ないほうが良いに決まっています。

 ネットの記事ではこの温泉は1回100円と書いてありましたが、周りを見てもそのような明記はなさそうです。
 昼は15時からと書いてあったので、その時刻を狙って入りにくることにしました。
温泉成分 堀田温泉となっている
 15時過ぎになり、湯桶を持って入り口で待つと、中から風呂上りのご婦人が出てきた。
 今日が始めてであること、ネット記事で100円と書いてあった事を矢継ぎ早に伝えると、
 組合員以外は入浴できないと優しく言われる。
 よく見ると、「組合員以外は2万円を貰い受ける」等の張り紙が貼ってある。

 
 エッそれってネット記事の誤り?嫌、古すぎる情報なのだろう。
 何年か前までは、100円で入れたこともあるそうですが、無賃入浴者が増え、組合員だけにしたということです。
 現在は「温泉まつり」の期間だけは無料のはずです。
 年に1回、4月の頭にあるお祭りの日だけは一般の人も入れますが、本年は東北地方太平洋沖地震の為おまつりを自粛、本年は無料期間はありませんでした。

 気を取り直して、どうすればこの温泉に入浴できるのかをご婦人に尋ねてみると。
 
 心得事項まず、入浴するには組合員になる必要がある。
 組合と言っても、自治会ではなさそうです。
 先ほどのご婦人が組合長さんの自宅に案内してくれた。
 次に組合の会計さんに、入浴料を払いに行かなくてはならないと告げられる。
 少し、めんどくさい気がした。
 しかし、スパライフの為には仕方がないだろう、と納得させるしかありません。  
   一月に一所帯100円、一人700円、合計800円が入浴料です。
 それだけを払うと、一日に何回入っても構わないとの事。
 あまりにも破格の安さにビックリする。
 別府以外の土地では大概一回の温泉入浴料は500円以上でしょうね。
 脱衣棚小奇麗な施設だと一回千円くらいはするかもしれない。
 
 南石垣温泉の温泉は堀田温泉から引いています。
 高速道路から別府に入ると判るのですが、すぐに堀田三叉路という交差点があります。
 その山側にある温泉が堀田温泉。
 そこから海岸に向かって、温泉の水路はひかれています。
 相当距離があるのですが、そこは坂道、一気に温泉が流れてくるに違いありません。
 南石垣温泉に湧き出す湯は相当に熱い。
 必ず水でうめなければ、shinnrikoなど入れたものではありません。 泉質は単純泉

当然女風呂
 
 しばらくは毎日のように通いました。
 shinnrikoのお風呂セット 程なくして、顔も体つきも、話し方も、私という個人の考え方もお湯の温度も認識していただけたようです。
 

 特に私が行く時間はおばあちゃん達が多いせいか、一番若い?新参者に興味を持ってもらったようです。
 こういった裸同士の関係だと仲の良くなるのも早い。他の地域では考えられない程、密接になるのも判ります。

 私が病院に入院したときも、「暫く来なかったな、どうしてたんや」と心配していてくれる、 ありがたい温泉と人達なのです。

 この温泉に通うようになって一年、自分専用の温泉入浴カゴを持ってゆっくり歩く、温泉通いが板についてきました。
 それでも、まだまだ新参者。

 ここ南石垣温泉は別府の中にあっては新しいのかもしれない、町並みがそもそも区画整理された地域だからです。
 
 でもここには古きよき時代の人と温泉があります。
 今の日本にあって、日本のよき時代だった頃のパラレルワールドのような町、別府です。

  
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