猫の額ほどの話 

猫好きshinnriko(シンリー)です。昨年より乳がん治療中です。術前抗がん剤を経て手術療法、そして再手術。転居後、大学病院で放射線治療を終え、1年3ヶ月のハーセプチン+タキソール治療。最近(2014年初夏)転移と思われていた肺の一部切除しました。

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脱毛しながらカット(病院の美容室)

無期限の抗がん剤タキソール+ハーセプチンの治療に入ってから、50日が経ちました。

抗がん剤投与時に頭部をクールダウンさせているにもかかわらず、前髪と後ろ髪をのこして、あとはモヤモヤト髪の毛が苔のように頭皮にへばりついています。

チャンスの女神は前髪しかないとよく言われますが、しばらくしたらそんな風に、頭頂部と後頭部はツルツルになるかもしれません。

抜け毛は髪の毛と髪の毛の間をパラパラと落ちてくるわけですから、長い毛やら短い毛やらで、残った髪がどうも納まり悪くなってきました。

一度、全体の髪の長さを同じにしないといけないなと感じ始めていました。
どうせ抜けてしまうのに切りそろえるのは少々愚考のような気もしましたが、鏡の前の自分を見たとき、ほんの少しでも自分に手をかけたんだという自尊心みたいなものを持っておきたいと思ったわけです。

しかし、この頭では近所の美容室には行けないな。
友人に美容師でもいれば別だろうけど、でも、たとえいたとしても友人だからこそ見せたくない場合もあるだろう。

そんな時、大きい病院には一通りの施設が整っていることに思い至った。
ケモ室(ケミカルセラピー=化学療法室)の師長さんに聞いてみると、「確かに美容室があったはずだけど」という。
病院の美容院なら、こういうハゲの頭のカットも見慣れているし、手馴れてもいるだろう…と思った。

師長さん、さっそく美容室に問い合わせてくれました。
確かに営業しているらしい。

タキソールの点滴がなく、ハーセプチンのみの診察日に意を決して行く事にしました。
行ってみると、ケモ室からすぐのところです。

病院内の美容室って初めていきましたが、一番古い建物の病棟にあるものですから、当然美容室の設備もおせじにも美しいとは言えない、昭和の臭いがするものばかり。

それはいいとして、何故か鏡の前に誰かがサンドウィッチを銜えながら座っています。
当然お店の美容師さんだと思っていたら、どうやらお昼ごはんだけを食べにきた美容師さんのお友達?
これから美容師さんとお昼ご飯を食べようと思っていたみたいです。

訝しげに「お客さんですか?」と不思議な質問をされて、鏡の前に座らされましたので、抗がん剤で毛が抜けていること、毛の長さのバランスがあまりにも悪いので整えてほしいとお願いしました。
帽子を取ってくださいと美容師さんに言われましたが、後ろには美容師さんのお友達がウロウロと歩き回っています。
こういう時はお客ではないわけですので、席を外すのが普通だと思うのですが、何故かずっと居ます。
まあ、こちらも開き直って美容院に足を運んでいるので気には留めないでおこうとは思っても、どうも鏡の後ろで目障りです。

前髪をパッツンにしてもらい、頭頂の髪を揃えてもらい、耳にかかった毛を切って、揉み上げを整えてもらい、後ろの毛を帽子から出る程度に揃えてもらう。

極めて毛の少ない状態でカットをするのだから、少々の難しさはあったでしょうけど、私の言うとおりにしていただけたと思います。
シャンプーはなし、帰り際に襟元についた髪の毛をドライヤーで吹き飛ばしてもらって、料金は1,600円いただきます。ということだった。
そんなに切る毛もないしね。
1,600円が妥当な金額だと私も思った。

ただ、後ろをウロウロしている、あなた。
客でもないのだからいるのは変でしょう。

抗がん剤前後の理容室、美容室でのカットはこれで4回目です。
AKBの峯岸みなみちゃんが恋愛騒動でボウズになっていたが、抗がん剤でやむなくボウズにならざるを得なかった、私としては、気分の悪い話しだと思った。
ボウズは罰なのか…?
とりあえず、その話しは横において、峯岸みなみちゃんばりのボウズになった時(可愛さも、若さもなんも比べられませんが)、東京の女性の理容師さんがとてもよくしてくださった。

東京の中央線沿いの住宅街にある、shinnrikoが通院していた病院の一番近くにあった理容室は、女性でも気軽に入って毛ぞりや簡単なエステをしてもらえるお店です。
shinnrikoが事情を話すと、すばやく椅子の周りに囲いを作ってくれた。
外から入ってくる人にも絶対に見えないような環境に整えてもらえたのがなんとも嬉しかった。
私は安心して、女性の理容師さんとゆっくり世間話をしながら、抗がん剤で痺れている腕のマッサージもしてもらい、ボウズになるという悲壮感がまったくないような時をもてたと思う。
東京の人は冷たいとか、地方から出てきた人が思うらしいのですが、私などは、東京の人は気遣いがあるし、お店などはサービスも良い。心から満足し4,000円を払った。

005 (2)随分値段に差があるが、倍以上の金額を払っても気分よくカットをしてもらう、値段の高ではないのだ。
抗がん剤で毛が抜けていたとしても、美しくありたいと思うのは女性であれば普通の感情だろう。
そして、辛いであろう状況を気遣いできない人は、想像力が乏しい、もしくは頭が悪いのかと思わざるをえない。

たとえ、病院内の美容室であっても、周りから見えないようにするぐらいの配慮がどうしてできないのだろう。
カットされている間中、もしあの扉が開いたら丸見えだなあ、とハラハラした。
幸いにして、入ってくるお客は1人も居なかったので助かりはしたが。

ましてや、関係ない人が隣で食事を取っているなど、もっての他だろう…と思わないのかなあ。

(右の漫画アプリの写真はカット後です)

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*** COMMENT ***

Re: 悲しい(._.)

>ミーさん

 ちょっと2回続けてナーバスでしたね。
 本日は良いことを書くことにしましょう。

 あまりマイナスを引きずると、悪いことも引き寄せるでしょ。

 通っている病院は悪いことばかりではないですもん。

Re: ほんとにそうですよね

>アクアさん

 始めまして、コメントありがとうございます。

 美容院にしろ、他の施設、例えばホテルとか温泉とか、お店側の理解協力がないと悲しい思いをすること多々ですね。

 せめて病院の美容室は不愉快な思いをしないだろうと思って行ったのですが、仕事をしたくないお店だったのでしょう。
 普通だったら、淘汰されるべき美容院でしょうが、病院内という甘い環境で許されているのでしょう。
 

悲しい(._.)

なんか、そういう感じって、悲しいですね。(._.)
病院って、病気そのものだけじゃなくて、気持ちもさがっちゃうから、なんていうか、ちょっとした気遣いが欲しいですね。今週はshinnrikoさんが、笑顔になれる、ハッピーがありますように。

ほんとにそうですよね

はじめまして。
病院の美容院とても残念ですね。

思いやりというかプロ意識がないですね。

私もケモ中普通の美容院にヅラカットにいったのですが、時間外の時間に予約をとってくれました。脱ヅラのときも。

抜けている髪を見せるのはものすごく屈辱的ですものね。

こういう気持ちってわかってもらえないと悲しくなりますね。

満足のいくサービスを受けたいと思うのは客として当然だと思います。

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